POCUS(ポイント・オブ・ケア超音波)とは?

ポイント・オブ・ケア超音波は、都会の病院、救急車、または人里離れた村など、患者が治療される場所は問わずに、訓練された医療従事者が超音波画像診断装置を使用して問題を診断するために行う診療を示します。 SonositeがSonosite 180 を20年前に世に送り出したとき、臨床医は、放射線科の画像診断に頼ることなく、より早くそしてより非侵襲的な方法で患者を診察することが可能になりました。

 

ベッドサイドでの超音波画像診断と POCUS

「ポイント・オブ・ケア超音波」と「ベッドサイド超音波」の違いは何ですか?これらの用語は密接に関連していますが、両者にはわずかな違いがあります。

 

「ベッドサイド超音波」は、通常は医療施設内にいる患者さんのベッドサイドで超音波検査を行うことを指します。この語は、携帯式超音波画像診断装置の使用により患者さんが検査のために放射線科の部屋に移動する必要がないことを意味します。

「ポイント・オブ・ケア超音波」はより広い意味の語で、携帯式超音波画像診断装置を使用できる多くのシチュエーションを表しています。例えば、患者さんは救急車で緊急治療室に運ばれる途中で携帯式超音波画像診断装置による検査が行われる可能性があります。あるいは、患者さんは病院の救急部門に搬送された後に蘇生室でスキャンをされる場合もあります。このように「ポイント・オブ・ケア超音波」とは、携帯式超音波画像診断装置を患者さんのいるところにどこにでも運んで診療を行うことを示しています。

※本訳事は海外で紹介されたものを邦訳したものであり、医療の現状は必ずしも日本のものとは一致しません。