獣医は何十年にもわたってポイント・オブ・ケア超音波検査機器のメリットを認識してきました。大小の動物の診察に超音波装置を使うことで診断情報を得て、外科的介入を最小限に抑えられることの価値を評価してきました。ロンドン南東のルイシャムを本拠地とする獣医のベレスフォード・キャップス氏は、自身の小動物の診療所やイースト・サセックスのアッシュダウン・フォレストにある自分の農場での大型動物のケアにおいて、超音波装置がもたらした違いを説明しています。

私はルイシャムで半世紀以上続く動物診療所の代表者です。市の中心部にあるあまり目立たない施設で、私たちは最新設備を使用してペットに対する最高水準の専門的治療と飼い主へのアドバイスを行っています。比較的小さな施設ですが、診療所には十分な機材や手術設備が整っており、すぐに検査結果を出すための独自の研究室や、X 線、超音波装置、心血管系疾患診断機器などの診断装置も備えています。

超音波検査の実施と調査は 1990 年代初頭の獣医大学での初期訓練に含まれていましたが、定期的にそれを使い始めたのは 1997 年からで、まずは馬の診療所で使用しました。ここ 18 年、ルイシャムに診療所を開設してから、私はコンパニオン動物の治療を専門にしており、FUJIFILM Sonosite ポイント・オブ・ケア超音波画像診断装置 (POCUS) を、診療所に連れてこられるイヌやネコに頻繁に利用しています。ペットをスキャンする一般的な理由は、腎臓や肝臓の病気の診断や記録、腹部症状の検査、または心疾患の検査などです。超音波装置からの情報は計り知れない価値があり、問題を特定してその場ですぐに治療の計画を立てることができます。多くの場合、飼い主を「何も心配することはありません」と伝えて安心させるだけで済むのですが。

 

また、超音波検査は腫瘤を観察するのに特に役立ちます。たとえば嚢胞の中に構造物が存在している可能性があるか、またはそれが充実性であるのかといった場合です。スキャンによって集められる情報は外科的な治療の前に大変役立ちます。私はいつも生検をするときに 超音波装置 を使用します。たいていは複数の箇所を対象にします。これにより完全に外科的処置の必要性を減らすことができます。外科手術が必要な場合は、手術のガイドとして超音波装置を使用すると、オペ全体にかかる時間を大幅に短縮できます。それにより全身麻酔にかかっている時間を短くできるので、ペットは早く回復することができます。私たちの診療所では、FUJIFILM Sonosite 超音波画像診断装置を 2005 年から使っています。古い装置は良く働いてくれて壊れることもなかったので、装置を更新するには長い年月がかかりました。

装置は直感的で、さまざまな計測機能が組み込まれています。別のプローブに交換するときにプローブを付け替える必要はなくなり、ボタンをタッチするだけで 3 つのプローブを切り替えることができ、そのすべての機能の速度はずっと速くなりました。技術の革新で機械のポータビリティや堅牢さが損なわれなかったことは本当に良かったと思っています。獣医の診療で使用される装置は強打されることもあるのでそれに耐えられる頑丈さがなければなりませんし、どのような環境でも機能しなければなりません。

私はイースト・サセックスのアッシュダウン・フォレストにある農場に住んでおり、そこで飼っている牛や馬の世話をしているので、この装置を都会的な環境の診療所から離れた場所で定期的に使用するよい機会もあります。その内の 1 頭に特別に注意を払わなければならないことが分かれば、超音波装置を農場に持っていってその場ですぐにその動物を調べることができます。たとえば妊娠を確認したり、歩行困難であることを調べたりするのが必要になることがあります。最新の正確な情報に基づいて意思決定を下すことが出来れば、間違いなく多くの時間、手間、出費を減らすことができます。そのすべての情報が泥だらけの牛舎でも入手できるんです。

最近超音波装置をアップグレードする必要があり、FUJIFILM Sonosite からもいろいろと提案を頂き、直接取引させてもらいました。そういうこともうちのような小さな診療所には重要なんです。使用経験は全体的に非常に明快でスマートでした。装置の納入や設置だけでなく、自分や診療所の他の獣医たちのトレーニングでもそうでしたし、プローブの故障が発生したときに 24 時間以内に修理してくれたことなどもそうです。問い合わせた担当者さんたちもとても良い対応でした。製品についてとても良く理解していることがはっきり分かりましたし、Sonosite で働いているということも心から楽しんでいるように見えました。そういうことが会社について多くのことを語ると私は思っています。

私の POCUS への信頼度と仕事や家庭生活にもたらすメリットを考えると、もうそれなしではやっていけないように思います。この装置のおかげで、農場の大型の動物にいいケアをしてあげながら、ルイシャムでは飼い主に治療の為にどこか別の場所に足を運ばせ余計な出費をさせたりせずに、院内で診察と治療をすることができます。私の小さな診療所の収益も向上し、動物たちもかつてのような不要な診療処置を受けることがなくなりました。私自身と、飼い主さんと、もちろんかわいらしいペットたちにとってこれはウィンウィンの関係だと確信しています。

Sonosite Edge II にご注目ください

携帯に最適かつ最も過酷な環境でも使用できるよう設計された Sonosite Edge II には外装ケーブル技術が使用されており、高い信頼性と耐久性にコミットしています。金属製のジャケットで保護された外装ケーブルはロールオーバー、踏みつけ、ねじれ等による事故のシナリオからプローブを保護し、プローブの寿命全般にわたり画質を維持します。