7 月 1-2 日、サヴォイ(フランス)のモルジヌ・スキーリゾートですべてのレベルを対象にスパルタンレース(障害物競走)が開催されました。ヨーロッパ各国から選手が参加しました。

低い気温(54 °F[12 °C])、泥、雨、川の凍結などの状況の中、期待にたがわずすばらしいレースになりました。こうしたレースは厳しいものになりがちで、負傷者が出ることも珍しくありません。応急処置を提供する場合は、準備しておくことが大切です。

トゥーロンの Intensive Care Unit at St. Anne military hospital に勤務している Dr. Mourad Bensalah がこのスパルタンレースの救急医を務めました。彼はレースの参加者に対してより良いケアを提供するため、携帯式超音波検査機器であるFUJIFILM Sonosite M-Turbo の設置を要請しました。

Dr. Bensalah は次のように述べています。「携帯式超音波検査機器はますます特別な目、耳、手にとして機能しており、医師にとって非常に使いやすい非侵襲的ツールです。正確性の高いイメージングツールに迅速にアクセスできないような孤立した環境では、特に威力を発揮します。」

このスパルタンレースは間違いなく、そのように孤立した環境であったと言えます。16 フィート(4.9 メートル)の高さからの落下、過酷な運動による心血管への負荷、骨折などが発生する危険がありました。

ポイント・オブ・ケアでの超音波検査機器は通常、内部出血のような生命にかかわる傷害でないことを医師が確認するために使用されます。

医師がこれらの答えをすぐに得られることは、疲弊しただけだった参加者をレースに戻すか、受け入れが可能な地域の病院まで時間をかけて移送することになるかの違いにつながる可能性があります。

Dr. Bensalah は次のように述べています。「例えば胸部や肋骨の負傷の際、胸水(ガスまたは液体)の可能性を排除できることで簡単な鎮痛療法のみで選手をレースに戻せる場合があります。胸水がある場合、救急搬送を待つ間は現地において設備の整った状態でモニタリングを行うか、状態が悪化した場合は救命措置を行うことになります(呼吸補助または胸腔ドレナージ)。」

また Dr. Bensalah はこうも述べています。「携帯式超音波検査機器は、重大な事故が起こる可能性があるスポーツイベントでの医療面の監視において重要な役割を果たしています。」

 

 

Sonosite M-Turbo の詳細を見る

Sonosite の超音波検査機器は当初、軍事目的で開発されたため、戦場レベルでの耐久性が求められました。M-Turbo は 3 フィート(91 センチ)の高さからの落下テストをパスしており、耐水性のユーザーインターフェイスを有しています。腹部、神経、血管、心臓、静脈アクセス、骨盤、表層イメージングに関して当社で最も汎用的なシステムである M-Turbo の詳細をご覧ください